和歌山の田舎では、大晦日にお餅つきをします。技術の伝承の為ブログに今年の餅つきをブログに書き留めました。
毎年作業場所で、餅を丸めるための台を作ります。
ミカン箱4個、上にベニヤ板を置いて机を作ります。
準備するものは、
たらい、餅とりこ、一番手前のタッパにあんこ、袋であんこときな粉、もろぶた(5-6個)、ヨモギ
木でできた杵と臼が割れないよう、お餅つきをする一時間ばかり前から沸騰させたお湯で湿らせておきます。
もち米は、前日に3升を洗って水に浸けておきます。
浸けおきしたもち米を、蒸し器4つに分けて蒸していきます。
セイロには、竹すだれを下に敷いて、蒸し布を敷いて、その上に分けたもち米をいれて蒸し布で覆います。
羽釜に水をたっぷり入れて、かまどに火を入れて沸騰させます。
羽釜の上に、セイロを2段積み上げて蒸していきます。
最初のもち米が蒸しあがるのに、約1時間、
二つ目が蒸しあがるのに約40分、
以降40分おきに蒸しあげていきます。
蒸し布でくるまれたもち米を、臼に移して杵でこねていきます。
こねるとは、もち米のつぶつぶをすり潰す作業です。
杵をもち米に乗せて、平行にずらしながら米粒をすり潰していきます。ここが一番大事な作業です。
米粒が餅に残らないよう、全身の体重のせてまんべんなくすり潰しています。
十分こねないと、後でいくらペッタン、ペッタンもちをついても、お持ちはおいしくなりません。
写真は、ヨモギ餅を作るためヨモギと一緒にもち米を蒸して、臼にいれてこねている最中です。
後は、皆さんがよく知っているペッタンペッタンをしてお餅がつきあがります。
つきあがった後は、たらいにお餅を移して、手で切り取っては丸めています。
今年もおいしいお餅ができました。