和歌山の田舎では、大晦日から正月にかけて塩鯖を焼いて食べます。焼き方の伝承の為ブログに今年の塩鯖をブログに書き留めました。
準備するものは、
塩鯖を串刺しにする「篠部(しのべ)」を約70cmに切って、2/3を割きます。
割いた片側は、少し先をとがらせて、鯖の口から刺しやすいようにします。
塩鯖は、あらかじめ水で洗って塩を落としておきます。
塩鯖は、あらかじめ背中から開かれていてます。
先程準備した「しのべ」の尖った方を、鯖の口から入れます。
突き刺した「しのべ」が塩鯖のむなびれの上を通るぐらいのところを通していきます。
塩鯖の背中側から開かれている、片側を骨の辺りまでずらしておきます。
これは、きっと塩鯖の中まで火が通りやすいようにするためかと思います。
反対側も同じようにむなびれの辺りに「しのべ」が来るようにはさみます。
はさんだ「しのべ」の尻尾の辺りを銅線でくくります。
今年は、5人分の5本準備。
塩鯖を炭で焼くために準備をします。
まず、去年できた灰を山盛りにします。
上に去年の燃え残りの炭を真ん中辺りに山盛りに載せます。
新聞紙と枯れた杉の葉を乗せて火をつけます。
炭に火が付いたら、ブロックの下に木をかまして傾けて、その穴に塩鯖を刺します。
周りを段ボールの囲いをして蓋をします。
蓋は、隙間を作って、空気が抜けるようにしておきます。
ここが大事です。
火を入れたのが11時ぐらいです。
一時間ぐらい経つと、大分水分が飛びますが、まだ生に近いです。
一時間おきに様子を見に行き、油の落ち具合とか、炭を足したりします。
16時ぐらい、塩鯖が焼きあがります。
油も落ちて、色がほんのりきつね色です。
場所によっては、肌がまだ生っぽいところがあります。
その時は、炭火の上でジュウジュウ焼いて、全体の焼き具合を揃えて出来上がります。
この塩鯖を大晦日から正月にかけて食べます。
これが うまい