当初トップページに書いていたものですが、大分時間も経ったのでページに記録しておくことにしました。範囲は、Raspberry Pi OS LiteでWordPressのサーバを構築する上で関連している箇所である点ご注意ください。また、メジャーバージョンアップがあると、このページのタイトルと内容を更新していきます。
Raspberry Pi OSは、Debianベースで作られており、Debianの愛称でRaspberry Pi OSの各バージョンを呼んでいます。
例えば、Debian12.0(Bookworm)ベースで作られたRaspberry Pi OSはBookwormと呼んでいます。それを踏まえて下記の記事を読んでください。
BullseyeからBookwormで変更となった点
2023年10月 Bullseye(Debian11ベース)からBookworm(Debian12ベース)にメジャーバージョンアップしたとこで、下記の点が大きく変わりました。特にネットワーク回りが大変でした。
- Imager 1.7.5=>1.8.5
- Raspberry Pi5の対応の追加
- オプション設定画面が変更
- ネットワーク DHCP=>NetworkManager
- 設定方法が全く違う
- IPv6の無効化が、カーネルパラメータでないとできなくなった。
- PHPが、7.4=>8.2
- JSON拡張機能(php-json)がコアに取り込まれたので、設定変更。
- ログ管理デフォルトがjournaldに変更
- rsyslogインストール
- raspberry pi connectのリリース
自宅のネットワークで公開できるポートは80だけなので諦めました。
Raspberry Pi OSの歴史
歴史は下記の通りです。リリースの年と呼称と、Raspberry Pi OSのベースとなったDebianのバージョンです。2025年の末か来年は、きっとメジャーバージョンアップがあると戦々恐々です。
- 2015/09 Jessie(Debian 8.0)
- 2017/08 Stretch(Debian 9.0)
- 2019/06 Buster(Debian 10.0)
- 2021/11 Bullseye(Debian 11.0)
- 2022/02 Bullseye(Debian 11.0) 64bit
- 2023/10 Bookworms(Debian 12.0)
特に大きなトピックは、2020/03にRaspberry Pi Imagerが登場したことです。この時から、安定して起動イメージをSSDに書き込めるようになったのと、viエディタで直接変更する手間が劇的に減ったことです。
次に大きなトピックスは、2022/02に64bit版がリリースされたことです。これで利用可能なメモリが一気に大きくなり、デスクトップを含む対応が可能となった点です。
余談ですが、OSの名前が、RaspbianからRaspberry Pi OSに変わったのは、2020年5月です。