Raspberry Pi OS Lite(64bit版) 2023/10/10リリース bookwormのリリースに伴いネットワークサービスが、DHCPからNetworkManagerに変わりました。
Buster(Debian11)以前の固定IPアドレスの設定の方法の保存の目的で本章を作成しています。
サーバに固定IPを設定
設定方法にraspi-configを使用する方法と、設定ファイルを直接変更する方法と2通り有ります。
結果は一緒なのですが、ここでは設定ファイルを直接変更する方法を説明します。
固定IPを設定
$ sudo vi /etc/dhcpcd.conf
viの超簡単な使い方は、ここを見てね
設定ファイルの内容を変更または行を追加します。
interface eth0
# IPアドレス
static ip_address=192.168.100.100/24 ①サーバのIPアドレス
# デフォルトゲートウェイ
static routers=192.168.100.1 ②ルータのIPアドレス
# DNS
static domain_name_servers=192.168.100.1 8.8.8.8 ③DNSのIPアドレス
①DHCPのネットワークでぶつからないIPアドレスを指定する。
例:PCのIPアドレスが、192.168.100.15 なら 192.168.100.100を指定
まさか、100台近く家庭のネットワークで、スマホとかPCとか使用していないでしょう。
②DHCPのルータのIPアドレスは、一番低い数字を指定する。
例:PCのIPアドレスが、192.168.100.15 なら 192.168.100.1を指定
③DNSのIPアドレスは、複数指定します。
例: PCのIPアドレスが、192.168.100.15 なら 192.168.100.1 と googleが公開している 8.8.8.8を指定
例の中で、PCのIPアドレスが、192.168.1.6 だったら サーバのIPアドレスは、192.168.1.100を指定してください。
ルータから自動(DHCP)で振られるIPアドレスは、プライベートIPアドレスのクラスCです。
再起動してSSH(Teraterm)で接続を確認
ここで一回rebootして、SSH(Teraterm)で接続できることを確認しましょう。
$ sudo reboot
SSH(Teraterm)で接続する時は、ここで指定した固定のIPアドレスで接続してください。
もしつながらない時は、ネットワークに既に同じIPアドレスが存在する可能性が高いです。
そんなに時は、モニター(TVでも良いです。)とキーボード(USB)をつないで、直接IPアドレスを変更してrebootしてください。