2.サーバの再構築とWordPressの復元

前の目次で、PCにバックアップしたファイルを使用して、サーバの再構築とWordPressの復元を行います。

サーバの再構築

バックアップしたファイルからの復元を前提に、サーバの再構築を行います。

トップページの目次で、

 1.Raspberry Pi4にOSをインストール
 2.WEB・DB・ツールのインストール

の全ての作業を終えます。

3.WordPressを新規にインストール の目次には進まないでください。

WEBの公開
  • サーバ名:www.momobro.com
  • サーバ固定IPアドレス:192.168.100.100
  • URL:http://www.momobro.com/test/
  • apache2のドキュメントルート:/var/www/html/

バックアップファイルをサーバにアップロード

1.WordPressのバックアップでPCにダウンロードしたバックアップファイルをRaspberry Pi4にアップロードします。

  • データベース backup.dmp
  • HTML html.tar.tgz

TeratermのSSH SCPの機能を用いてPCのファイルをRaspberry Pi4にアップロードします。

Teratermでファイル転送
Teratermでファイル転送

①ファイルを選択し②のSSH SCP…を選択。

バックアップファイルをTeratermでアップロード
バックアップファイルをTeratermでアップロード

①PCのファイルを指定。③で一覧からファイルを選択しても良い。

②Raspberry Pi4のアップロードしたい/から始まるフォルダを指定。

④Sendをクリック。

バックアップファイルをTeratermでアップロード
バックアップファイルをTeratermでアップロード

アップロード中はダイアログボックスが表示され、終わると消えます。

次に同じ手順で、HTMLのhtml.tar.tgzをRaspberry Pi4にアップロードします。

WordPressを復元

アップロードしたHTMLおよびデータベースのバックアップファイルから、各々復元をします。

HTMLの復元

apache2のドキュメントルートのフォルダにHTMLを解凍します。

$ cd /var/www/html      <=apache2のドキュメントルートに移動

$ ls  <=ファイルを確認
index.html

$ sudo rm index.html     <=不要なファイル削除

$ sudo tar xzvf ~/html.tar.tgz

解凍したフォルダおよびファイルのオーナーをapache2に変更。

$ sudo chown -R www-data:www-data /var/www/html/

データベースの復元

MariaDBにデータベースを復元します。

$ sudo mysql -uroot -pxxxxxx < ~/backup.dmp

xxxxxx — ログインユーザのパスワードを指定。

下記コマンドでデータベースのユーザを作成し、復元したデータベースにアクセス権を設定する。

$ sudo mysql -uroot -p
> CREATE USER 'yyyyyy'@localhost  IDENTIFIED BY  'zzzzzz';
> GRANT ALL PRIVILEGES ON *.* to yyyyyy@localhost;
> exit

yyyyyy — データベースのユーザ
zzzzzz — データベースのパスワード

上記、ユーザおよびパスワードは、2.Apache2にWordPressをインストールの「WordPressにDB接続情報を設定」で設定したユーザおよびパスワードを指定してください。

この例では、全てのデータベースに同じユーザ/パスワードを使用している手抜き例です。皆さんはデータベース毎に違うものを設定してくださいね。

実は、これで復元完了です。簡単でしょ。

別のサーバに環境を映す時も、この方法でブログの移動ができます。

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